はじめに
ホルモン療法は大きな副作用もなく、がんを小さくできるという効果が期待され薬により
治療されます。
しかし個人によって副作用の出方は違うと思います。私にとってホットフラッシュは辛いものです。
いつでも出てきます。四季に関係なく、時間にも関係なくです。もちろん寝ている間にも
出てきます。
寒い冬に布団で寝ていると布団を蹴っ飛ばしたり、喉が渇いて何度か起こされ寝不足に
なったりもします。
寒いから厚着していると、暑いなと感じたとたん動悸と汗だくになる。
また皮膚の乾燥もひどいです。特に指先がカサカサして感覚がくるってしまい、触った物がすべて
サラサラと感じてしまう。結果、ものを落としたり。めくる様な動作がしにくくなったり。
倦怠感もあります。休みになったらこれをしょうと思ったのが、当日になるとだるくて出来なくなる。
なんだか物忘れを多くなりもします。
筋力が低下します。運動により改善するかもしれませんが、疲れてする気になりません
今まで痩せ気味が変異?して食べすぎると太りだす。
女性の更年期障害が理解できる。いい面でしょうか?
このように個人的にはたくさんの不都合がホルモン療法にあります。
治療
外科的去勢術、薬による去勢術があります。外科的には両精巣を摘出するのですが
痛そうなので薬による去勢術を選択しました。しかし、薬代はかなりかかります。
薬によるものはお腹に注射するゾラデックス、リュープリン、飲み薬としてカソデックス、
オダイン等があり併用すると強力に男性ホルモンを抑えます。
私の治療
2016年4月 PSA151
ゾラデックス、カソデックス 注射と飲み薬でホルモン治療開始です。
注射は処置室でベットに横になり、アイスノンで冷やされたあとに
やさしく看護師さんが刺してくれますが。。痛いです
2016年5月 PSA151→2.1
素晴らしい効果です。 この途中で排尿が改善されすぎるくらい
よくなりました。 本当にどばーっと、でもすぐに良いくらいに戻りました
2016年6月 PSA2.1→0.71
またまた下がりました。ゾラデックス注射
2016年8月 PSA0.71→0.35
前回の半分になりました
2016年9月 PSA0.35→0.237
PSAの値も下がっているので先生から3か月ごとの診察で良いとのこと
ゾラデックス注射
2016年12月 PSA0.237→0.155
2017年3月 PSA0.155→0.097
0.1以下になりました。先生より長く続いてくれればとのこと
2017年5月 PSA0.097→0.091
ゾラデックス注射
2017年8月 PSA0.091→0.156
僅かですが、値が上がってしまいました。このような上昇はあることで気に
しないように思っていても、落ち込みます。ゾラデックス注射
2017年11月 PSA0.156→0.305
どうやら薬が効かなくなってきたということで、一旦飲み薬をやめてみます やめることでPSAが下がる場合があるようです。また一か月診察に
戻します。ゾラデックス注射
2017年12月 PSA0.305→0.375
薬をやめても下がらないようです。飲み薬を変更するしかないようです。
カソデックスをオダインに変更しました。オダインは日に3回食後
2018年2月 PSA0.375→0.075
オダインの効果があったようでホッとしました。ゾラデックス注射
2018年3月 PSA0.075→0.083
またまた上がってきましたが、薬は変えずに様子見
2018年5月 PSA0.083→0.129
オダインを中止し、様子見ですが、先生の言葉からは次の薬は
どうする?というような話がありましたが返事は言えませんでした
ゾラデックス注射。
2018年6月 PSA0.129→0.468
こうなると薬を変更するしかない。考えてもイクスタンジ、ザイティガに
になり、抗がん剤と。。。これらの薬は今までのホルモン剤とは副作用、
薬代が違います。
先生から以前に言われ断ったのですが、放射線治療をお願いしました。
放射線治療は治療日数がかかります。仕事はどうするかも
考えずに、この治療しかないと思いました。
先生から大学病院に紹介状、またCT検査、骨シンチ検査を
行ってデータと、生検の標本みたいなものを渡され、
大学病院に行きました。
前立腺がんステージ4、リンパ節に転移があると、放射線治療は適用外と思っていました
諸条件はあると思いますが治療ができるだけでも嬉しかったです
先生によっては無駄と言われるかもしれません
調べてみると少数転移の場合、放射線治療も適応されるようなこともネットで調べると
あるようです。
ホルモン療法から放射線療法へPSAの推移を下に。。。